障害または予防的事情(アワーリド)と能力(アフリーヤ)への影響
Impediments Or Preventative Matters (‘awaarid) Affecting The Ahliyah
アフリーヤ(アフリーヤ、資格能力)への障害とは、人に生じ、その結果としてアフリーヤそのもの、あるいはその一部を失わせる諸状態を指す。これらは二つの種類に分けられる。すなわち、サマーウィーヤ(天啓的なもの)とムクタサバ(後天的に獲得されるもの)である。
The impediments to the Ahliyah refer to those descriptions that happen to a person and as a result remove the Ahliyah or some of it. These are divided into two categories: Samaawiyah and Muktasabah.
1 – 天からの(サマーウィーヤ)障害:
1 – The Samaawiyah (from the sky) impediments:
これらは、人間がそれらを退ける術を持たないまま、自分の意志に反して身に降りかかる障害である。そのうち最も重要なものは次のとおりである。
These are the impediments that befall the human against his will whilst he had no way of repelling them. The most significant of which are:
狂気(ジュヌーン)、知能の欠如(イトゥフ)、気絶(失神)と睡眠、忘却、病気、そして死。ムカッラフ(義務を負う者)がこれらの障害(アワーリド)のいずれかに陥ると、そのアフリーヤ(資格)は、アル=ウジューブ(義務の成立)とアル=アダー(義務の履行)に関して不完全または欠けたものになる。多くの場合、これらの障害によって、アル=アダー(履行)のアフリーヤは彼から失われる。したがって例えば、理性を失った者(マジュヌーン)、眠っている者、死者は、たとえその財産や所有物に関していくつかの権利が義務(ワージブ)となっていても、アダー(履行)に関してはムカッラフではない。